【400ドルを数十億ドルに】リチャードデニス【トレンドフォローで財を成す】

投資の世界へ 投資の教科書

こんにちは、インベスターDです!

今回はリチャード・デニス氏、商品先物取引の天才について紹介していきます。

リチャードデニス

デニス氏は23歳で1600ドルを借りて、約10年の商品相場で2億ドルを稼いだと言われており、26歳の頃、すでに億万長者になりました。

26歳で億万長者・・・一方の私といえば・・・・2020年は頑張りますね!

青年期に投資と出会い・・そして成功

リチャードデニス氏も前回書かせていただいたリバモア氏同様に貧しい生まれの身でした。

1949年にシカゴの南側に非常に貧しいアイルランド系カトリック家庭で生まれる。
17歳からデニス氏はシカゴ商品取引所のトレーディングルームで働き始める。その数年後、彼はミッド・アメリカ商品取引所で取引口座を開設する。当時、トレーダーになるためには21歳以上である必要があったので、代わりに父親に取引をしてもらう。

リバモア氏同様に若いころから相場の世界に触れていたのですね!

デニス氏はシカゴのデポール大学で哲学の学士号を取り、テュレーン大学大学院で進学のため奨学金を受けましたが、考えが変わってトレーダーになることを選びます。

彼は家族から1600ドルを借りて、1200ドルでミッド・アメリカ取引所の会員権を購入し、結果として、彼にはわずか400ドルがトレードの資金として残っただけであった。

1970年、デニス氏はトレードで資金を3000ドルまで増やし、元手が大きくなったことで資産が急増する。
1973年には彼の資金は10万ドルを突破。1974年に大豆相場では50万ドルを稼いぎ、26歳の時、資産が億を超える。

トレーダーを育成する【タートルズ】

デニス氏は優秀なトレーダーを育成できると自信を持っており、1983年12月と1984年12月、2つのグループに分かれ、21人の男性と2人の女性を募集し、トレーダーとしての訓練を行う。
デニス氏は2週間にわたって単純なトレンドフォローのシステム、コモディティ、通貨、債券市場取引の幅と多様な範囲、価格が最近範囲を上回ったときの買い、下に下降したときの売りなどについて教え、「タートルズ Turtle Traders」と称して育成した。

初心者のトレーダーは、損失の時は損切によるポジション調整を、そして積極的にピラミッディングを行うように教わる。ピラミッディングのサイズは証拠金の3分の1から2分の1までとされていた。

ピラミッディングを武器としていた

デニス氏の手法はレンジ相場時では含み損であることが多いが、トレンドが発生するケースにおいては莫大な利益を生み出す。

デニス氏は、資金管理のために各初心者トレーダーに自己資金から百万ドルを提供し、5年後、デニス氏の実験が終わったとき、タートルズの総収入は1億7500万ドルに達したとのことであった。

その後、タートルズの訓練に加えて、デニス氏はプライベート顧客の資金管理を始める。
しかし、1987年のブラックマンデー(史上最大規模の世界的株価大暴落)の結果、1988年、深刻な損失を被り、ファンドの運用を休止する。

リチャード・デニスの取引戦略

デニス氏はトレンド発生時に大きく利益を上げることができるピラミッディングといった積み立て式のポジションをとるトレードスタイルを貫いてきました。

ピラミッディング

この手法は元手が少ない人にとってもかなり有効な手であり、私も以前、株式市場で大きく利益を上げたときは信用取引を用いたピラミッディングを積極的に行ってきました。

デニス氏はこのピラミッディングを行うために次の事を大切にしています。

1. 市場:何を買うか?何を売るか?

最初の決定は、何を買うか何を売るかということです。つまり取引する市場を決めなければなりません。市場取引数が少なすぎると、トレンドをフォロー機会が大幅に減ります。同時に、取引量が小さすぎる市場や、トレンドがうまくいかない市場を取引することは望ましくありません。

2. ポジションサイズ:売買量

売買量ついての決定は絶対的に基本的なものですが、ほとんどのトレーダーがこの基本ができていないとデニス氏は発言しています。
私もそのうちの一人です。ロット管理ってやつですね。

買うか売るかは取引の最も重要な側面であり、ほとんどのトレーダーは、各取引であまりにもリスクを取りすぎており、有効な取引スタイルを持っていても、破産する可能性を高めてしまっている。

耳が痛いですね・・・・

3.事前に損切ポイントを定める

損切りをしないトレーダーは、長期期間には成功しない。
損切りで最も重要なことは、ポジションに入る前に損切りのポイントを事前に決定すること。

これは私もトレードで、色々と失敗を繰り返してきて自然に学んだことでもあります。

総括

リチャードデニス氏は少額の資金から巨万の富を築くことができました。
その背景にはトレンド発生時にはピラミッディングを用いて、貪欲に利益を追求したことがあるかと思います。

リバモア氏もピラミッディングを用いて財を成しました。

このトレンド発生時のピラミッディングを用いた手法は我々のような少額から始める大衆トレーダーにとっては、億万長者、富裕層になるためのカギになると思っています。

しかし、一歩誤ってしまうとデニス氏やリバモア氏のように資産を全て吹き飛ばしてしまうことになります。

従いまして、少額の資金の内はピラミッディングを用いて口座資金の多くを投下し、元手が増えてきたらポジションサイズを減らす、一部は現金化するなど万一の時を想定した策をとる必要があるかと思います。

日本にも数か月で10万円を6億円にしたトレーダーGFF氏がいましたが、彼も同じくこのピラミッディングを活用していました。
しかし、常に全力でポジションを持っていたので一度の負けで資産を大きく減らし、最終的には30万円まで減らしてしまいました。

リスクを取るタイミングと流れが悪くなってきたらリスクを抑えるタイミングをしっかりと判断することが大切になるのではと思います。