【投資で役立つ】会計知識を学ぼう!

投資の世界へ 投資の教科書

こんにちは、インベスターDです!

今回は投資で役立つ会計の知識についての記事になります。

私は会計士ではないものの、一応、日商簿記の資格を持っているので、会計知識は多少あります。

株式投資時代は結構真面目に勉強をして、決算書を読んで投資を行っていました。
IRなどにも頻繁に問い合わせたりと、企業担当からしたら面倒くさい投資家だったと思います。

株式投資の成績も一応、4年間は年間収支は負けなしという時代がありました・・笑

その後、信用取引&相場のクラッシュで大損をするんですけどね。

そんな話はさておき、早速、一緒に会計知識を身に着けていきましょう。






最低限覚えてほしい利益の種類

収益性

まずは前提知識として基礎的な企業の収益項目について解説をしていきます。

売上総利益・粗利

最初は売上総利益、いわば粗利ってやつです。

自分は新興企業投資がメインだったのでこの部分の伸びと、粗利利益率の良さをチェックしていました。

売上総利益=売上高-売上原価

売上総利益率=売上総利益/売上高

売上総利益とは企業の売りにしている商品・サービスの売り上げから単純にその商品の原価を差し引いた利益になります。

売上原価

ウォーレンバフェット氏は粗利利益率の高い企業は何らかの企業優位性があると述べています。

その企業にしか商品を生み出せない等といったことですね。

売上総利益率の高い会社は何らかの優位性があることが多い

営業利益

営業利益

続いては営業利益です。

その企業の事業が稼げている、お金のなるビジネスをしているのかどうかを把握することができます。

営業利益=売上総利益-販売費および一般管理費

販売費および一般管理費・・・給与や減価償却費、通信費、光熱費など。企業の経営活動にかかる費用を指す。

経常利益

次は経常利益についてです。

営業利益+営業外収益-営業外費用

営業外収益・・・受取利息、配当金などの投資利益など金融上の収益の他に有価証券売却益、不動産賃貸収入などが挙げられる。

営業外費用・・・社債の利払いや有価証券の売却損など

経常利益を見ることで会社の経営の健全性が分かります。

例えば多額の借り入れがあり、利払いに追われている企業は長続きしませんよね。

一方で営業利益と経常利益に費用面での差がない企業は企業経営が堅実ともいえます。

様々な観点で企業の利益構造を把握する

ここまでは基本的な収益について学んできました。

ここからは企業収益を様々な角度から見ていきたいと思います。








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売上高営業利益率

営業利益率

企業が本業で効率よく稼げているのか確認することができる指標になります。

ビジネスをする上で売上高が高くても利益が残らなければ意味がありません。

効率よく稼ぐことができる企業は優位性を持ったビジネスをしていることが多いです。

ちなみに業種別の営業利益率になります。

売上高営業利益率

付加価値を高められる業種は売上高営業利益率は高い傾向にあります。

売上高総利益率

売上高総利益率

先ほどは営業利益の観点から企業が効率よく稼げているかどうか確認する方法について解説しましたが、新興企業等は研究開発費がかさみ営業利益は赤字といった企業も多いです。

そのため私は企業の商品力を確認するために売上高総利益率を確認するようにしています。

前述しましたが粗利と呼ばれるものに着目した数値になります。

企業が他社にはないブランド力や技術力を持っている場合、売上高総利益率(粗利利益率)は高くなる傾向にあります。

  • 飲食、サービス業は粗利利益率が50%を超えることも多いですが、営業利益率は低い傾向にあります。これらの業種は人件費が高くなる傾向にあるため、営業利益率を確認する方が良いでしょう。
  • 製造業やIT企業の分析においては有効な指標になるかと思います。

総資本回転率

総資本回転率
総資本

総資本回転率は総資本に対する売上高の割合を指します。
回転率が高いほど、資本を有効に活用し、事業を行っているということが分かります。

業種によりこの回転率の平均は異なってきます。

卸売業や小売業が回転率が高いのに対して、製造業は低い傾向にあります。

また同じ製造業でも回転率の平均は生産している商品によって異なりますので、同業他社を比較するのがよいでしょう。

 売上高が変わらないのに回転率が落ちている場合は注意。

事業の効率性が落ちているかも・・・

総資本利益率(ROA)

総資本利益率ROA

続いては投資をやっている人なら知っているかもしれませんが、総資本利益率についてです。
ROAとも言いますね。以下ROA

ROAは資本に対してどれだけ利益を上げられているかを測る指標になります。

簡単に言うと100万円をトレードで101万円にする人(A)、110万円にする人(B)を比べると110万円にする人の方が資本に対して効率良く稼いでいることになります。

この場合、AはROA1%、BはROA10%となります。

日本企業のROAは平均して5%程ですが米国企業は10%もあります。

成長企業を探すにはROAの数字は大切になってきます。

自己資本利益率(ROE)

自己資本利益率ROE
自己資本

自己資本利益率とは会社自身が出したお金(=株主の出資金)でどれだけ効率良く稼ぐことができているか判断するための指標になります。

自己資本利益率ROEが高いほど効率の良い経営を行っている

しかし自己資本が少なく、借入金が多い場合は例外です。

ROEが良い企業を発見したら、かならず自己資本比率を確認するようにしましょう。



松井証券等のネット証券であれば計算しなくてもROEなどの指標を見ることができます。

松井証券

ROEとROAをセットで企業分析をする

ROAとROE

最後にROAとROEを組み合わせた企業分析方法について紹介します。

上の図を見ながら読んでいただければ幸いです。

ROEとROAを組み合わせることで4つの分類に企業を分けることができます。

グループA・ROA高、ROE高

最初のグループはROA・ROE共に高い企業です。

自己資本、他人資本を有効に活用して稼いでいる企業

グループAの企業はいわば優秀な企業、ROE→自己資本、ROA→自己資本+他人資本、いずれの数値も高い企業は会社の資産全てを有効に活用して利益を出しているといえます。

経営に全く問題ない会社といって良いでしょう。

グループB・ROA低、ROE

グループBはROAが低く、ROEが高い企業です。

利益の出ている企業だが借金が多いかもしれない

ROEが高いので利益の出ている企業には違いありませんが、ROAが低いということは自己資本が少なく、借金体質の企業である可能性もあります。

そのような場合は自己資本比率の確認、財務諸表の内容を見るようにした方が良いでしょう。

グループC・ROA高、ROE低

グループCの企業はROAが高く、ROEが低い企業になります。

 まだ伸びしろがある企業

ROAが高いので会社全体では稼げている企業といえます。

一方で自己資本のみで稼いでいる企業であるとも見て取れます。

ROAとROE

ROEが良いということは事業自体は稼げているということ、さらに借入金でレバレッジを利かせた経営を行えば、より収益を上げることができるといった見方になります。

グループD・ROA低、ROE低

このグループDの企業については事業自体が上手く行っていない可能性が高いです。

AI、バイオベンチャーや製薬ベンチャー等、未来の技術に投資をするのであれば良いですが、すでに成熟した市場でこうした企業があった場合は投資を避けるべきかと思います。

投資不適合の会社ですね。

まとめ

株式投資を行う上で決算書を読むことは大切になってきます。

しかし、決して会計知識に長けている必要はなく、ポイントを絞って財務分析することが大切になります。

成長企業に投資をするのであれば、市場の成長性、企業の売り上げの推移だけでなく、いかに効率よく収益を出しているかという部分も大切になります。

今後もこうした会計知識についての記事を書いていきますので、よろしければたまにサイトを訪れてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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